トラックやダンプへの取付サービス

トラックやダンプへのバックカメラやドラレコの取付け

近年の重大事故の増加や安全運転への関心の高まりにより、大型トラックやダンプへの安全運転支援装置の設置が進んでいます。背景には後退時の事故が多発しており、特に小さな子どもや高齢者が巻き込まれるケースが問題視されていることがあげられます。そのため、国際的な安全基準に合わせ、日本でもバックカメラや後方センサーの装備が義務化される流れになっています。

特に後方視界の確保に対する取り組みは進み、2021年6月道路運送車両の保安基準改正により、 2024年5月以降、 新車登録時に後退時車両直後確認装置(バックカメラ及びソナーまたはミラー)の装着が義務化されました (※新型車は2022年5月より適用済み)。

トラックやダンプなど大型車両にバックカメラを取付けるときの注意点

  1. 保安適合基準をクリアしている製品である
  2. 多くの場合、アウトカメラ(カメラが社外についている)のため、耐久性などが必要になる
  3. 降雪や降雨、凍結時でも使用できる

特に、ダンプやトラックに取り付けるカメラの場合、厳しい使用環境に適している商品であることが求められます。

また、使用状況も過酷なため、土砂や障害物にぶつからない位置に取り付けたり、壊れないような処置が必要になります。

その上で、ダンプやトラックの保安基準で求められる取付要件をクリアする必要があります。

保安基準に適合した代表的な商品

バックカメラ C6025R

メルコモビリティーソリューション株式会社
HDタイプでより高画質な画像で後方確認が可能です。
全日本トラック協会助成対象モデル

画素数 約100万画素
画角 水平:約160°、垂直:約95°
寸法 60(W)×30(H)×40(D)mm (本体のみ)
使用照度 0.5 lx~100,000 lx
使用環境温度 -40℃~+85℃
質量 125g(本体のみ)

バックカメラ C5005R

メルコモビリティーソリューション株式会社
小型タイプで小型車や中型車への取付が容易です。
全日本トラック協会助成対象モデル

画素数 約62万画素
画角 水平:約119°、垂直:約90°
寸法 52(W)×40(H)×38.4(D)mm (本体のみ)
使用照度 0.5 lx~100,000 lx
使用環境温度 -15℃~+60℃
質量 135g以下(本体のみ)

バックカメラ C4015R

メルコモビリティーソリューション株式会社
標準モデル 中型/大型車両向き
全日本トラック協会助成対象モデル

画素数 約62万画素
画角 水平:約124°、垂直:約94°
寸法 92(W)×40(H)×40.7(D)mm (本体のみ)
使用照度 0.5 lx~100,000 lx
使用環境温度 -15℃~+60℃
質量 175g以下(本体のみ)

防塵シャッターは後⽅確認モニタ装置が動作すると自動的に動作します。
① チェンジレバーを「リバースギア」に⼊れたとき防塵シャッターが開き映像が映ります。
② モニタの「SB/ON」スイッチを「ON」に⼊れたとき防塵シャッターが開き映像が映ります。

バックカメラ C4015R

メルコモビリティーソリューション株式会社
防護シャッター付き。ダンプなどで使用可能
全日本トラック協会助成対象モデル

画素数 約62万画素
画角 水平:約124°、垂直:約94°
寸法 92(W)×40(H)×46.7(D)mm (本体のみ)
使用照度 0.5 lx~100,000 lx
使用環境温度 -15℃~+60℃
質量 230g以下(本体のみ)

融雪ヒーター付きバックカメラ C5075R

メルコモビリティーソリューション株式会社
融雪ヒーター付き小型カラーカメラ
全日本トラック協会助成対象モデル

画素数 約62万画素
画角 水平:約119°、垂直:約90°
寸法 52(W)×40(H)×38.4(D)mm (本体のみ)
使用照度 0.5 lx~100,000 lx
使用環境温度 -20℃~+60℃
質量 135g以下(本体のみ)

融雪ヒーター付きバックカメラ C4075R

メルコモビリティーソリューション株式会社
融雪ヒーター付き標準カラーカメラ
全日本トラック協会助成対象モデル

画素数 約62万画素
画角 水平:約124°、垂直:約94°
寸法 92(W)×40(H)×40.7(D)mm (本体のみ)
使用照度 0.5 lx~100,000 lx
使用環境温度 -20℃~+60℃
質量 175g以下(本体のみ)

カメラ映像の確認方法

距離マーク表示機能付き

7.0型LCDカラーモニター
CM7522R

メルコモビリティーソリューション株式会社
高精度ワイド液晶
全日本トラック協会助成対象モデル

表示素子 7.0型
TFT LCDカラーモニター
入力信号 HD-TVI/NTSC
寸法 118(W)×110(H)×31.5(D)mm (本体のみ)
外部映像入力 1系統(RCA)
使用環境温度 -20℃~+60℃
質量 390g以下(本体のみ)
カメラ接続台数 2台

トラックやダンプなど大型車両ならではの様々な使い方が可能です。

様々なオプションを組み合わせることで、ドラレコやデジタルタコグラフとの連携も可能です。

トラックやダンプの場合は、安全基準や安全記録の重要性も高まり、幅寄せ運転やあおり運転などの予防や被害を防止する上でもバックカメラの必要性が再認識されています。

後方映像をクリアに確認
側面や庫内も確認可能
雪の日も安心

後退時車両直後確認装置(バックカメラやソナー、ミラーなど)の装着義務

義務化の内容

日本では、国土交通省が国連の規則(UN規則 No.158)に基づき、新車へのバックカメラなどの装着を義務化しました。

対象車両

乗用車(普通車・軽自動車)および小型貨物車

義務化開始時期

  • 新型車:2022年5月以降に販売される新型車は義務化

  • 継続生産車:2024年5月以降に販売される既存の継続生産車も義務化

求められる装置の種類

義務化の対象となる「後退時車両直後確認装置」には、以下のいずれかが該当します。

  • バックカメラ(リヤビューカメラ):車両後方の映像を運転席のモニターに表示

  • ソナー(駐車支援センサー):超音波センサーなどで障害物を検知し警告音を発する

  • 後方確認ミラー:車両後部が見える補助ミラー

後退時車両直後確認装置(バックカメラやソナー、ミラーなど)が 道路運送車両の保安基準に適合するための条件

日本では、国連の「UN-R158(後退時直後確認装置に関する基準)」に基づき、道路運送車両の保安基準に適合する装置の条件が定められています。

バックカメラ(リヤビューカメラ)

  • 視認範囲:車両後方3メートル×幅1.5メートルの範囲が映ること

  • ディスプレイの要件:運転者が車内で容易に確認できる位置に設置

  • 遅延時間:リアルタイム映像の表示遅延が0.5秒以下であること

  • 自動作動:車両が後退ギア(R)に入った際に自動で映像が表示されること

ソナー(超音波センサー)

  • 検知範囲:車両後方3メートル以内の障害物を検知できること

  • 警告方式:音や視覚的なアラートで運転者に注意喚起すること

  • 連続性:後退時に継続的に動作し、運転者が確実に認識できる警告を発すること

後方確認ミラーを使用する場合

  • ミラーの設置位置:車両後方が適切に映る位置に取り付けること

  • 視認範囲:車両後方3メートル×1.5メートルの範囲が確認できること

  • サイズと歪み:適切なサイズで、歪みが少なく明確に映ること

適合しない場合の影響

  • 新車販売不可:基準を満たさない新車は販売できない

  • 車検不適合の可能性:保安基準に適合しない場合、車検に通らない場合がある

  • 罰則の可能性:安全基準に違反する改造などが行われた場合、罰則対象になることもある